軍人論

  • 2023年9月17日
  • 2024年4月6日
  • 軍事

実戦戦闘で功績を残しうる優れた軍人には、共通の精神力が存在する。戦場の最前線で、戦闘を経験した精鋭部隊の軍人として、精鋭軍人のあるべき姿や精神、特徴についての執筆に挑戦する。

『自分自身で戦争を体験しない限り、今まで述べてきた困難がどこにあるのか、また将軍に求められる天才や非凡な知力は一体どんな性質のものかを理解できない。すべてが単純に見え、必要な知識はすべて浅薄に見え、すべての組み合わせは意味のないように見えるので、これと比較すれば、高等数学のもっともやさしい問題でさえも一種の学問的な威厳を具えていて、人々に畏敬の念を起こさせる。しかし、戦争を一度経験すればすべてが理解しうるようになるのだが、この変化が何をもたらすのかを記述し、この見えない、しかも至る所で作用している要因を挙げることは、きわめて困難である。』(戦争論 レクラム版 p.97
著者略歴
フランス外人部隊2eREP(パラシュート連隊)の軍人として、西アフリカに位置するマリ共和国で、セルヴァル作戦(opération serval)に従事。戦場での夜間パラシュート降下作戦。最前線での戦闘。同作戦の功績により勲章受章ー Croix de la Valeur militaire avec étoile d'argent /軍用スキー、軍用アルピニズム、ドイツ連邦軍空挺徽章、中東UAE・砂漠戦、装甲車VABパイロットetc

勲章受賞時の功績の経緯を記した表彰状のコピーを、原文と日本語簡易訳と共に添付する。

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