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2024年

  • 2024年11月12日

軍人の闘争心について

軍人に求められる闘争心は独特であり、戦う為の新たな人格である。自力で闘争心を引き出せるようになる者は稀であり、その者独自のきっかけとなる経験か、良き人との出会いと然るべき行為でも無い限り、自力で闘争心を引き出せる者は皆無と言っていいだろう。世界中から志願兵が集まるフランス外人部隊の新兵を観察していると、軍隊へ志願する以前の経歴次第だが、先進国出身の者ほど非合理で曖昧な精神教育をおざなりにされ、物理 […]

  • 2024年8月20日

軍隊生活と戒律について

我欲に振り回される者は、自己を律する術を持っていない。そもそも生き方が決まっていないからであるが、習慣が崩れていると我欲に主導権を奪われやすい。習慣すなわちマイルールのある者は、一日の中で、欲望に連敗する自分を認知した時に、習慣が乱れていたことに気づく。

  • 2024年8月15日

特攻隊員は犬死なのか。

統率の外道と評された特攻。特攻の話になると、必ずと言っていいほどSNSでは論争が起こる。特攻は犬死であると発言する者が現れ、それを否定する者が現れ、個人の思想を土台に、戦略・戦術レベルでの戦果を批評し合う。互いの定義が定まっていないまますれ違い続けるが、そんなことはどうでも良く、ネット戦士達はバーチャル空間で勇敢にバトルする。国内の親米保守勢力は、特攻を抽象化して戦争を美化しようとし、アメリカの属 […]

  • 2024年3月25日

行間を読むことについて

行間の読めないものは奴隷である。行間を読むとは、文章に表現されていない真意や意図を読み取ることをいうが、これは共感力であり、思いやりであり、想像力である。

  • 2024年3月24日

職人と道化について 

職人と道化は、つくづく混ざらないものである。職人は、価値を見抜く知性ある少数を唸らせ、後世へと名と技を残す。価値を見抜けない教養なき大衆は、無自覚に職人から恩恵を受け、いつの間にか良き方向へと向かっている。分かりやすく派手に光るものは一瞬だが、職人の軌跡は、独自の歴史と哲学をつくる。

  • 2024年3月21日

偽善について

打算的な善を偽善という。善は他者へとまっすぐ向かうが、偽善は周り回って自我に回帰する。偽善には賢い偽善と愚かな偽善に分別できる。

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